創立者吉岡彌生の想いを継承し
人間として女性として豊かな感性を養い、個性と自主性を重んじ
看護の専門性を追求することを通して
社会に貢献し得る人材を育成します。
と
人間として女性として
豊かな感性を養い、
個性と自主性を重んじ、
看護の専門性を追求することを通して
社会に貢献し得る人材を育成します。
1890年 5月
医術開業試験 前期試験合格
19歳の吉岡彌生(右端)
1908年
第1回卒業生井出茂代を囲む
彌生と荒太
私が東京女子医科大学の前身である東京女医学校を創立したのは明治33年でありますが、当時いかにも低かった婦人の社会的地位を向上せしめようとしたのが動機であります。婦人の地位を向上せしめるには、まず婦人に経済的能力をあたえなければならず、それには自分が医師でもあるし、また、医学医術は婦人に適している立派な職業でもありますから、これを専門に教育する機関を創立することを考えたわけであります。また、私が学びました済生学舎は共学のため風紀が乱れ、そのため女子の入学を拒絶するようになりましたことも私が女子のみの医育機関の必要を感じた動機の一つでもあります。
以上のべましたことが創立の根本趣旨のあらましであります。したがいまして、私の考えの根底にあるものは医学ではなくて婦人であります。もし医学教育のみに眼をそそぐならば共学の方が有利かも判りません。また、病院の経営のみを考えたならば共学の卒業生が勤務する方が楽かもしれません。しかし私の建学の趣旨は上述のとおりでありますので終戦後の困難な時期にもついに初志をまげませんでした。
すなわち、終戦後の我が国の医学教育制度改革に際して、女子医学教育を固執することの不利を各方面から公式非公式に勧告されました。けれど件があろうとも、この信念をまげまいと考えておりましたので、外国の事情などをいろいろ説明して、女子医学教育の必要性を強調したのでありました。その結果、ついに女子医科大学が認められることになったわけであります。そして、現在では「東京女子医科大学」が本邦唯一の女子医科大学であります。
「女子医科大学創立と存在の意義」
(「医人」7巻5号、1958)より
東京女醫學校校門(1906年)
東京女医学校創立
附属病院開設
財団法人東京女子医学専門学校設立
東京女子医学専門学校開校
吉岡荒太のドイツ語講義(1917年)
東京女子医学専門学校附属産婆看護婦養成所開設
東京女子医学専門学校附属産婆看護婦養成所を 附属産婆養成所と附属看護婦養成所とに改組
東京女子厚生専門学校(保健婦養成)開校
東京女子医学専門学校附属産婆養成所を附属助産婦養成所と名称変更
吉岡彌生院長の診察
学校法人東京女子医科大学認可
東京女子医科大学附属看護婦養成所廃止
東京女子厚生専門学校廃止
東京女子医科大学附属看護学院(乙種看護婦養成所)開設
東京女子医科大学正門(1956年)
東京女子医科大学附属助産婦養成所廃止
東京女子医科大学附属准看護学院開設
東京女子医科大学附属看護学院(乙種看護婦養成所)廃止
東京女子医科大学附属准看護学院の校舎を 荒川区西尾久に移転
荒川区西尾久の旧校舎(1995)
東京女子医科大学附属准看護学院を附属看護学校と 名称変更し、准看護婦科と看護婦科を併設
准看護婦科廃止
東京女子医科大学附属第二高等看護学校と名称変更し、進学過程(昼間2年秋期入学)の看護学校となる
女子医大創立百周年記念祝賀会(2000年)
准看護婦科廃止
学校教育法第82条2に基づく専門学校制度により、 東京女子医科大学附属第二看護専門学校と改称
学校変更により春期入学となる
足立区江北に校舎移転(2021年)
東京女子医科大学看護専門学校と名称変更し、 三年課程と二年課程を併設
二年課程廃止
足立区江北に校舎移転
1900
東京女医学校創立
東京女醫學校校門(1906年)
1908
附属病院開設
1912
財団法人東京女子医学専門学校設立
東京女子医学専門学校開校
吉岡荒太のドイツ語講義(1917年)
1930
東京女子医学専門学校附属産婆看護婦養成所開設
吉岡彌生院長の診察
1935
東京女子医学専門学校附属産婆看護婦養成所を 附属産婆養成所と附属看護婦養成所とに改組
1944
東京女子厚生専門学校(保健婦養成)開校
1947
東京女子医学専門学校附属産婆養成所を附属助産婦養成所と名称変更
1951
東京女子医学専門学校附属産婆養成所を附属助産婦養成所と名称変更
東京女子医科大学附属看護婦養成所廃止
東京女子厚生専門学校廃止
東京女子医科大学附属看護学院(乙種看護婦養成所)開設
1953
東京女子医科大学附属助産婦養成所廃止
東京女子医科大学附属准看護学院開設
1954
東京女子医科大学附属看護学院(乙種看護婦養成所)廃止
東京女子医科大学正門(1956年)
1968
東京女子医科大学附属准看護学院の校舎を 荒川区西尾久に移転
1972
東京女子医科大学附属准看護学院を附属看護学校と 名称変更し、准看護婦科と看護婦科を併設
1973
准看護婦科廃止
東京女子医科大学附属第二高等看護学校と名称変更し、進学過程(昼間2年秋期入学)の看護学校となる
1977
学校教育法第82条2に基づく専門学校制度により、 東京女子医科大学附属第二看護専門学校と改称
1988
学校変更により春期入学となる
1995
東京女子医科大学看護専門学校と名称変更し、 三年課程と二年課程を併設
荒川区西尾久の旧校舎(1995)
1997
二年課程廃止
女子医大創立百周年記念祝賀会(2000年)
足立区江北に校舎移転(2021年)
2021
足立区江北に校舎移転
「至誠と愛」を継承した
女性医療人育成が
新しい学び舎でスタート
学校長 内潟 安子
女性の地位向上と経済的自立をと、東京女子医科大学 学祖吉岡彌生先生が東京女子医学専門学校附属産婆看護婦養成所を設立されたのは遡ること1930年。以来吉岡彌生先生の「至誠と愛」の精神を受け継いで発展し、1968年に新宿から荒川の本学東医療センターの傍に移転し、幾度かの教育制度の変遷を経て、1995年より本学看護専門学校として、毎年約80名の看護師を輩出しております。
本校は私立医科大学系看護専門学校として唯一の厚生労働省専門実践教育訓練給付金指定講座であり、都内では2校しかない文部科学省の職業実践専門課程認定校です。このような環境下で、高度先進医療にまで対応できるスキルの高い看護を日々学びます。
例年、全国平均を上回る高い国家試験合格率であることや本校卒業生が患者さんから慕われお褒めの投書をいただくことも多いことは、本校教職員の生き甲斐でもあります。
「至誠と愛」の心を持った高い看護実践能力を発揮できる看護師を養成して参ります。
様々な年代の学生同士で
学びあい、
細やかな指導と見守りで
目標達成をサポート
主事 前田 美那子
3年間の学修では、実習で患者さんからの感謝の言葉をいただき看護のやりがいを感じたり、ある時は学習の大変さに夢を諦めかけそうになるなど様々な経験をすると思います。本校は様々な年代の学生が在学しており、年代を超え助け合い、また切磋琢磨しながらその経験を共に歩んでいます。それを近くで見守りサポートすることが担任の役割です。複数の教員で担当することで、より多くの目で学生さんの個性を捉え、タイムリーに細やかな指導をしていくことができると考えております。学生さんは話しやすい教員に相談をし、教員が親身になってその声に耳を傾けることで、学生さんと教員が良好な関係性を構築していきたいと考えています。
また、学校と実習病院は渡り廊下で繋がっており、学びやすい学修環境の中で学生さんの目標達成をサポートしたいと思っています。
校長 | 内潟 安子 |
主事 | 前田 美那子 |
キャンパス | 足立区江北4丁目33番2号 |
教育年限 | 3年(全日制) |
学生数 | 233名(各学年定員80名) ※令和4年5月1日現在 |
専任教員数 | 15名 |
内潟 安子
前田 美那子
足立区江北4丁目33番2号
3年(全日制)
233名(各学年定員80名)
※令和4年5月1日現在
15名
2021年度に移転した足立区江北の校舎です。
学校と実習病院である足立医療センターは、渡り廊下で繋がっており、学びやすい学修環境となっています。
学生用のラウンジです。昼食や自己学修、グループワークなど自由に利用できます。
学生用のコピー機やフリーWi-Fiも利用可能です。
学校棟1階部分にはコンビニがあり、昼食の買い物などにとても便利です。
授業で学んだ看護技術を実践する演習室です。
少人数で分かれ、専任教員の指導を間近で受けることができます。
放課後に技術練習としても使用できます。
各学年の専用教室です。
教室の両側と、前方にモニターが設置してあり、どこの席からでも授業を快適に受けることができます。
2021年度に移転した足立区江北の校舎です。
学校と実習病院である足立医療センターは、渡り廊下で繋がっており、学びやすい学修環境となっています。
学生用のラウンジです。昼食や自己学修、グループワークなど自由に利用できます。
学生用のコピー機やフリーWi-Fiも利用可能です。
学校棟1階部分にはコンビニがあり、昼食の買い物などにとても便利です。
授業で学んだ看護技術を実践する演習室です。
少人数で分かれ、専任教員の指導を間近で受けることができます。
放課後に技術練習としても使用できます。
各学年の専用教室です。
教室の両側と、前方にモニターが設置してあり、どこの席からでも授業を快適に受けることができます。
東京女子医科大学病院
HP附属足立医療センター
HP附属八千代医療センター
HP附属成人医学センター
HP附属東洋医学研究所
HPがんセンター
HP〒123-0872 東京都足立区江北4丁目33-2
TEL 03-3857-0120