[参加報告]AAO2016
2016/ 10/ 14 - 18
McCormick Place, Chicago, USA
今回、10月14日から18日まで、シカゴで開催された米国最大の眼科学会であるAmerican Academy of Ophthalmology(AAO)に、東京女子医大眼科が誇るearly exposure programの一環として参加させていただきました。
一年目眼科医として外来や手術を行うようになり、少しずつ知識がついてきたこの時期に海外の学会へ出席するという、非常に貴重な機会を与えていただけました。入局前よりこのプログラムに魅力を感じており、今回のこの学会を心待ちにしていました。
会期中、主に網膜関連の講義を聴講し、あらゆる疾患について学びました。学会初日?2日目は、学会の目玉であるSubspecialty Day Retinaに出席し、密度の高い内容を終日聴講しました。その中でも、日本でご活躍されている先生方の発表もあり、非常に刺激になりました。
Mystery Retinaのインストラクションコースでは、著名な先生方が珍しい症例について討論を繰り広げているのを目の当たりにし、非常に勉強になったのと同時に、普段の外来診療や手術、症例検討の一つ一つが重要であることを再確認しました。
個人的には、初期研修医の頃に国際学会へ出席する機会があったのですが、当時は専門用語や眼科的な知識が圧倒的に足りなかったこともあり、どの講義へ出席しても、ちんぷんかんぷんで勉強どころではなかったことを思い出しました。眼科医として働き始め、わずかではありますが、これまでの経験で学んだことも、自分の糧になっていることも確認することが出来ました。学会の合間には滞在していたダウンタウンから少し足を伸ばし、ミレニアムパークやシカゴ美術館といった観光名所にも訪れ、海外の空気を体感しました。
最後になりますが、今回このような機会を与えてくださり、飯田教授はじめ、同行してくださった丸子先生、荒川先生ならびに医局員の先生方に感謝しております。来年のAAOはニューオーリンズで開催される予定です。来年度の新入医局員の先生方も国際学会で刺激を受けることになるでしょう。(小川友紀、梯瑞葉)
※第37回米国眼科学会(AAO2016)ホームページはこちら