[参加報告]第70回日本臨床眼科学会(臨眼;JOC2016)
2016/ 11/ 3 - 6
国立京都国際会館/グランドプリンスホテル京都
11月3日から11月6日にかけて、古都京都において第70回臨床眼科学会が開催されました。
臨床眼科学会は日本最大の学会であり、今年は8500人に迫る過去最高の参加者だったそうです。
今年も飯田教授を初めとする女子医大眼科からは数多くの発表が行われ、一般演題、学術展示はもちろん、シンポジウム、インストラクションコース、共催セミナー含めて総数なんと41の発表があったそうです。これは全国的にみても有数の発表数であり、本当にactivityの高い環境で勉強させていただいていることを改めて実感致しました。私個人としても学術展示で稀有な黄斑疾患の症例報告をさせていただきました。まだ入局一年目の私に対しても、症例の見方から文献検索、そしてポスター作成まで丁寧に御指導頂き、貴重な機会を頂いたことに大変感謝しております。学会会場では日本全国の眼科医が集まり、多くの講演を拝聴することが出来ました。特に印象深かったのは当科の飯田教授、古泉先生、丸子先生が発表された眼底自発蛍光のインストラクションコースでした。会場も満員御礼で立ち見も相次ぐ中、多くの眼科医、眼科スタッフが興味津々で、集中して見入っていました。私にとっては普段の外来診療や症例検討会で何気なく先生方が常々仰っていることですが、そのような環境に所属している喜びを改めて感じさせられた1シーンでした。
京都の夜は祇園や先斗町といった風情のある魅力的な街ばかりで、中でも京都出身の古泉先生のご贔屓で連れて行ってくださった松茸と鱧の鍋は本当に美味しく、お茶屋さんでは人生初の舞妓さん、芸妓さんと、上品で雅な時間を過ごすことができました。
学会を終え、また日常診療が始まりました。今回の学会に参加することができ、多くの刺激を受け、次の発表はもっとより良いものにしたいという目標もできました。これからも諸先輩方の背中を追いかけ、目標に向かって日々診療に、勉学に、研究に励んで参りたいと思います。本当に有り難うございました。(橋谷 臨)
※第70回日本臨床眼科学会(臨眼;JOC2016)ホームページはこちら