[学会報告]AAO2018
2018/ 10/ 27 - 30
McCormick Place, Chicago, USA
世界最大の眼科学会の1つ、米国眼科学会(AAO: American Academy of Ophthalmology)がシカゴで開催されました。
アメリカ最大の今学会に、東京女子医大眼科1年目2人も参加させていただきました。東京女子医大眼科では若手医師に臨床研究の魅力を知ってもらおうと、眼科医1年目全員、海外学会に行かせていただく機会があります。入局前よりこの東京女子医大眼科の取り組みに魅力を感じており、今回のこの学会を心待ちにしていました。
本学会では、飯田知弘教授の講演、『PLANET 2-Year: Intravitreal Aflibercept With/Without Rescue Photodynamic Therapy in Polypoidal Choroidal Vasculopathy』をはじめ、AAOと同時開催されている角膜学会、白内障関連の講演やサブスペシャリティの病理を聴講しました。
英語が早口でわかりにくい部分もありましたが、どれも最新の知見や違う視点の考え方があったり、非常に刺激になりました。参加者の先生方も積極的に質問や意見を述べており、質問できるほど理解できなかったのがもどかしかったです。日本国内にいるだけでは英語の必要性はあまり感じませんが、この学会参加で日本がいかにガラパゴス状態になっているかを知ることができました。また日本でご活躍されている先生方のポスター発表もあり、今後、自分も発表する機会を得られるよう頑張ろう、とモチベーションが上がりました。
学会の合間にはフィールドミュージアムでほぼ完璧なティラノサウルスの骨格標本に感激したり、シカゴジャズに魅了されたり、少し観光も楽しむことができました。
来年のAAOはサンフランシスコで開催される予定です。来年度以降の新入局員の先生方にも、ぜひ早い段階で海外学会の雰囲気を感じていただきたいです。
(本吉 絢、大浪 敦史)
※AAO(American Academy of Ophthalmology)ホームページはこちら