業績 2023年

1504img_0544診療、教育とならんで、研究は大学病院が社会に果たす重要な役割の1つです。研究に対する当科の基本的なスタンスは、患者さんの診療において病態の不明な点、治療面でのアンメットニーズを考慮した仮説を立て、基礎的あるいは臨床的アプローチを行い、得られた成果を診療にフィードバックすることです。これまでの主な研究領域は、喘息、COPD、間質性肺疾患、慢性難治性気道感染症、肺癌、睡眠障害などで、細胞生理学、薬理学および分子生物学的手法を用いた基礎的研究から、探索的および多施設合同臨床研究まで広く行っています。

学術雑誌

?原著

  1. Arimura K?, Hiroshima K, Nagashima Y, Nakazawa T, Ogihara A, Orimo M, Sato Y, Katsura H, Kanzaki M, Kondo M, Tagaya E.: LAG3 is an independent prognostic biomarker and potential target for immune checkpoint inhibitors in malignant pleural mesothelioma: a retrospective study. BMC CANCER 23 (1) :1206 , 2023.11 DOI:10.1186/s12885-023-11636-1 Link?
  2. ?SATO Emiri?, SEO Yukako, TAGAYA Etsuko, YAGI Osamitsu, YAMAMURA YUKIE, NONAKA Manabu: Higher Prevalence and Severity of Eosinophilic Otitis Media in Patients with Asthma-COPD Overlap Compared with Asthma Alone. International archives of allergy and immunology 184 (11) :1116-1125 , 2023.8 DOI:10.1159/000531980
  3. AKABA Tomohiro?, KONDO Mitsuko, MURAMATSU Soshi, MIYATA Fumi, MIYOSHI Azusa, YAGI Osamitsu, TAGAYA Etsuko: Clinical characteristics and treatment outcomes of severe asthma patients with a history of multiple biologic drugs use. Asian Pacific journal of allergy and immunology 41 (2) :106-112 , 2023.6 DOI:10.12932/AP-170221-1070?
  4. Akaba Tomohiro, Jo Taisuke, Iwagami Masao, Hashimoto Yohei, Matsui Hiroki, Fushimi Kiyohide, Tagaya Etsuko, Yasunaga Hideo: Reduced Asthma Exacerbations in Adult Patients Treated With Bronchial Thermoplasty. Journal of Allergy and Clinical Immunology in Practice :2213 , 2023.5 DOI:10.1016/j.jaip.2023.04.036.
  5. Niimi Akio?, Fukunaga Koichi, Taniguchi Masami, Nakamura Yoichi, Tagaya Etsuko, Horiguchi Takahiko, Yokoyama Akihito, Yamaguchi Masao, Nagata Makoto: Executive summary: Japanese guidelines for adult asthma (JGL) 2021. Allergology international : official journal of the Japanese Society of Allergology 72 (2) :207-226 , 2023.4 DOI:10.1016/j.alit.2023.02.006
  6. Fukunaga Koichi, Tagaya Etsuko, Ishida Masato, Sunaga Yoshinori, Koshiba Ryuji, Yokoyama Akihito: Real-world impact of dupilumab on asthma disease burden in Japan: The CROSSROAD study. Allergology international : official journal of the Japanese Society of Allergology :n , 2023.4 DOI:10.1016/j.alit.2023.04.001
  7. ARIMURA Ken, TAGAYA Etsuko, KIKUCHI Ken, MITSUDA Toshihiro, EBIHARA Fumiya, MARUYAMA Takumi, HAMADA Yukihiro, UNAGAMI Kohei, KANAZAWA Taichi, SEKIGUCHI Haruki, SHIMAMOTO Ken, ISHIDA Hideki, EGAWA Hiroto, TANAKA Junji, KAWANA Masatoshi: The efficacy of neutralizing monoclonal antibodies in transplant recipients with mild-to-moderate COVID-19. Transplant immunology 77 :101777 , 2023.4 DOI:10.1016/j.trim.2022.101777

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症例報告

  1. 1. Akaba Tomohiro, Onizawa Fumi, Shiota Yuno, Arakawa Naoko, Tagaya Etsuko: Mycobacteroides abscessus infection in a patient with tetralogy of Fallot. Respirology Case Report :1205 , 2023.8 DOI:10.1002/rcr2.1205.?

  2. 松田 薫, 楠目エマ, 山上淳, 石黒直子, 杉谷直大, 本山亮, 針谷正祥, 荒川直緒子, 桂秀樹, 多賀谷悦子: COVID-19後に急速進行性間質性肺炎を伴う抗MDA5抗体陽性の皮膚筋炎を発症した1例. 日本皮膚科学会雑誌 133 (4) :732 , 2023.4

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著書

  1. 多賀谷悦子: マクロライド少量長期療法. 喘息?COPDと気道疾患 包括診療マニュアル 110-115. 中外医学社, 東京, 2023.4

学会発表

  1. ?◎小泉絢子, 長谷川瑞江, 鬼澤史, 塩田悠乃, 宮田文, 三好梓, 近藤光子, 有村健, 桂秀樹, 多賀谷悦子: アミオダロン投与中に肺胞出欠をきたした1例. 第258回日本呼吸器学会関東地方会, 東京, 2024/02
  2. ◎多賀谷悦子: 重症喘息におけるasthma remissionを見据えたTreatment Strategy. 第102回日本呼吸器学会近畿地方会, 大阪, 2024/01
  3. 青鹿佳和, ◎田中真澄, 小川哲也, 桂秀樹: 多関節痛および発熱の主訴から急性サルコイドーシスと診断された1例. 第692回日本内科学会関東地方会, 東京, 2023/12
  4. ◎横堀 華菜, 今村 創, 福田 幸太郎, 桂 秀樹: 間質性肺疾患における骨格筋減少と急性増悪に関する検討. 第33回日本呼吸ケア?リハビリテーション学会学術集会, 仙台, 2023/12
  5. ◎木下 隆, 津田 徹, 神津 玲, 吉田 誠, 長谷川 智子, 佐野 裕子, 金子 教宏, 田中 貴子, 桂 秀樹, 川山 智隆: 日本呼吸ケア?リハビリテーション学会会員に対する国際学会参加に関するアンケート調査の結果に関して. 第33回日本呼吸ケア?リハビリテーション学会学術集会, 仙台, 2023/12
  6. ◎桂 秀樹: 呼吸ケア指導士が実際にどのように活動をしているか? 呼吸ケア指導士認定制度設立の背景と認定制度の目指すもの. 第33回日本呼吸ケア?リハビリテーション学会学術集会, 仙台, 2023/12
  7. ◎有村健, 廣島健三, 長嶋洋治, 神崎正人, 中澤匡男, 近藤光子, 松本悦子: 悪性胸膜中皮腫における免疫チェックポイントLAG-3の役割. 第64回日本肺癌学会学術集会, 千葉, 2023/11
  8. ◎近藤 光子: 気管支喘息における気道分泌 その基礎と臨床. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  9. ◎水村 賢司, 山田 志保, 正木 克宜, 福永 興壱, 原田 紀宏, 田中 明彦, 小林 このみ, 長瀬 洋之, 多賀谷 悦子, 宮原 信明, 赤松 泰介, 白井 敏博, 金廣 有彦, 杉原 徳彦, 北村 登, 熊澤 文雄, 寺田 純子, 放生 雅章, 知花 和行, 權 寧博: 抗IL-4受容体抗体 重症喘息におけるデュピルマブの効果予測因子としてのバイオマーカーの有用性 iPOT4R多施設共同研究. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  10. ◎水村 賢司, 鹿野 壯太郎, 正木 克宜, 福永 興壱, 原田 紀宏, 田中 明彦, 小林 このみ, 長瀬 洋之, 多賀谷 悦子, 宮原 信明, 赤松 泰介, 白井 敏博, 金廣 有彦, 杉原 徳彦, 北村 登, 熊澤 文雄, 寺田 純子, 放生 雅章, 知花 和行, 權 寧博: 抗IL-4受容体抗体 GETEを用いた重症喘息におけるデュピルマブの効果予測因子の検討 iPOT4R多施設共同研究. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  11. ◎中西 遥, 野中 学, 野島 知人, 向井 昌功, 瀬尾 友佳子, 多賀谷 悦子: 喘息に対するトリプル吸入療法が有効であった喘息合併慢性鼻副鼻腔炎の2症例. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  12. ◎桂 秀樹: Asthma COPD Overlapを再考する 好酸球性COPD. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  13. ◎佐藤 えみり, 瀬尾 友佳子, 多賀谷 悦子, 野中 学: Asthma COPD Overlapを再考する 好酸球性中耳炎と慢性鼻副鼻腔炎との関連性. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  14. ◎小林 文, 近藤 光子, 三好 梓, 鬼澤 史, 塩田 悠乃, 荒川 直緒子, 桂 秀樹, 多賀谷 悦子: 重症気管支喘息と尋常性乾癬を合併した3症例の検討. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  15. ◎多賀谷 悦子: 喘息診療のパラダイムシフト. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  16. ◎黒川 敦志, 近藤 光子, 有村 健, 芦野 滋, 桂 秀樹, 多賀谷 悦子: 重症喘息の気道粘液栓の評価 肥満喘息における気道粘液過分泌の基礎研究. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  17. ◎鹿野 壯太郎, 水村 賢司, 權 寧博, 正木 克宜, 福永 興壱, 原田 紀彦, 田中 明彦, 小林 このみ, 長瀬 洋之, 宮原 信明, 赤松 泰介, 白井 敏博, 金廣 有彦, 杉原 徳彦, 北村 登, 熊澤 文雄, 寺田 純子, 放生 雅章, 知花 和行, 多賀谷 悦子: 重症喘息におけるデュピルマブの喀痰症状への効果と呼吸機能の関連 iPOT4R多施設共同研究. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  18. ◎赤羽 朋博, 城 大祐, 多賀谷 悦子, 康永 秀生: 成人喘息の疫学,環境因子,フェノタイプ 大規模データベースを用いた気管支サーモプラスティの有効性の検討. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  19. ◎折茂 真実, 桂 秀樹, 塩田 悠乃, 鬼澤 史, 荒川 直緒子, 小林 文, 三好 梓, 辻 真世子, 有村 健, 近藤 光子, 多賀谷 悦子: 好酸球性気道炎症はCOPD増悪をきたすがICSは心血管イベントを減少させる. 第72回日本アレルギー学会学術大会, 東京, 2023/10
  20. ◎多賀谷悦子, BusseWW, PavordID, CorrenJ, HefflerE, MsihidJ, RadwanA, LedererDJ, HardinM, KhanAH, Jacob-NaraJA, DenizY, RowePJ: デュピルマブによるコントロール不良の中等症から重症の2型喘息患者の喘息コントロールとQOLの改善. 第4回日本喘息学会総会学術大会, 東京, 2023/07
  21. 光星 翔太, 小俣 智郁, 四手井 博章, 荻原 哲, 青島 宏枝, 井坂 珠子, 松本 卓子, 有村 健, 多賀谷 悦子, 種田 積子, 神崎 正人: 気管支形成を伴うロボット支援下右上葉切除の経験. 第45回日本呼吸器内視鏡学会学術集会, 横浜, 2023/06
  22. ◎荒川直緒子, 塩田悠乃, 鬼澤史, 宮田文, 三好梓, 有村健, 八木理充, 近藤光子, 桂秀樹, 多賀谷悦子: 皮膚筋炎合併間質性肺炎に自己免疫性肺胞蛋白症を合併した 1 例. 第254 回日本呼吸器学会関東地方会, 東京, 2023/05
  23. ◎近藤 光子, 黒川 敦志, 辻 真世子, 折茂 真実, 三好 梓, 小林 文, 有村 健, 八木 理充, 桂 秀樹, 多賀谷 悦子: 難治性疾患の分子病態解析 当院における線毛機能不全症候群の診断プロセスと臨床像の解析. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  24. ◎辻 真世子, 鬼澤 史, 塩田 悠乃, 小林 文, 三好 梓, 本多 奈穂子, 有村 健, 八木 理充, 桂 秀樹, 佐藤 康仁, 山下 薫, 森本 聡, 柳澤 直子, 近藤 光子, 多賀谷 悦子: COVID-19 バイオマーカー COVID-19感染症における血清VGEFの検討. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  25. ◎横堀 直子, 近藤 光子, 桂 秀樹: デュピルマブが奏功した気道過分泌を伴ったステロイド抵抗性難治性喘息の一例. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  26. ◎亀山 伸吉, 近藤 光子, 辻 真世子, 多賀谷 悦子: びまん性肺疾患 疾患動物モデル ブレオマイシン肺線維症においてミトコンドリア由来の活性酸素は増大する. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  27. ◎小林 文, 村松 聡士, 近藤 光子, 赤羽 朋博, 三好 梓, 折茂 真実, 鬼澤 史, 塩田 悠乃, 荒川 直緒子, 桂 秀樹, 多賀谷 悦子: 当院における重症喘息患者の気流閉塞に対するDupilumabの検討. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  28. ◎桂 秀樹, 今村 創, 多賀谷 悦子: 本邦における呼吸リハビリテーションの実態調査 2014年との比較. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  29. ◎折茂 真実, 荒川 直緒子, 鬼澤 史, 塩田 悠乃, 小林 文, 三好 梓, 辻 真世子, 有村 健, 八木 理充, 桂 秀樹, 近藤 光子, 多賀谷 悦子: 当院におけるCOPD phenotypeとしてのEosinophilic COPDの記述疫学. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  30. ◎多賀谷悦子: 重症喘息治療における適切な生物学的製剤導入のポイント. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  31. ◎有村 健: COVID-19時代のマルチプレックスPCR. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  32. 三好 梓, 近藤 光子, 桂 秀樹, 荒川 直緒子, 鬼澤 史: 当院における自己免疫性肺胞蛋白症10例の検討. 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  33. ◎Fujii Hiroaki, Hara Yu, Terada Jiro, Katsura Hideki, Tagaya Etsuko, Obase Yasushi, Mukae Hiroshi, Haranaga Shusaku, Kaneko Takeshi: 日本において血痰および喀血を呈し呼吸器内科を受診した患者の原因疾患調査(A survey of diseases causing bloody sputum and hemoptysis presenting to the department of respiratory medicine in Japan). 第63回日本呼吸器学会学術講演会, 東京, 2023/04
  34. 鯨岡 夏帆, 竹中 祐子, 吉田 傑, 石黒 直子, 有村 健, 多賀谷 悦子: 湿疹様?多形紅斑様皮疹,結節病変を生じペムブロリズマブの関与を疑った1例. 2023/04
  35. 松田 薫, 楠目 エマ, 山上 淳, 石黒 直子, 杉谷 直大, 本山 亮, 針谷 正祥, 荒川 直緒子, 桂 秀樹, 多賀谷 悦子: COVID-19後に急速進行性間質性肺炎を伴う抗MDA5抗体陽性の皮膚筋炎を発症した1例. 2023/04

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