黒川 敦志
<略歴>
2010年 | 防衛医科大学校卒業 |
2010年 | 防衛医科大学校病院、自衛隊中央病院、国家公務員共済組合連合会三宿病院 初期研修医 |
2012年 | 陸上自衛隊 北部方面衛生隊 医官 |
2014年 | 防衛医科大学校病院 感染症?呼吸器内科 専門研修医 |
2016年 | 自衛隊中央病院 呼吸器科 |
2018年 | 東京女子医大 大学院入学 医学研究科内科系専攻 |
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<メッセージ>
私は以前から喘息、アレルギーの基礎研究に興味を持っておりました。もともと本学医局員ではありませんでしたが、以前に本講座で研究をされていた恩師に御紹介頂き、大学院に入学しました。とても温かい雰囲気の医局であり、多くの先生方の指導を頂きながら、研究を続けてきまして、早くも4年目の卒業間際となりました。現在は、学位審査の準備、論文執筆、後輩との共同研究など、忙しくも充実した生活を送っています。
入学当初から、喘息モデル動物を用いた基礎研究を始めました。マウスの気管支肺胞洗浄、肺組織の解析、気道過敏性測定など、微生物学免疫学講座の先生にも御指導頂き、特に肥満喘息の病態解明を目指した研究を行っておりました。また、本講座で伝統的に行われている気道上皮細胞培養にも取り組みました。その他、希少疾患である原発性線毛機能不全症の研究も行っています。有効な治療法のない難治性遺伝性疾患でありますが、地道な基礎研究が将来の治療法の開発につながる可能性がある、との教えを心に留めて研究を行う中、多くのことを学ぶことができました。
国内外で多くの学会、研究会での発表の機会を頂き、医学部学生の研究指導にも携わることができました。コロナ渦に遭遇し、一時は臨床に重きを置くこともありましたが、学会発表のあり方も変わっていく中で、多くの方々の支えのもと、研究を続けることができました。研究とは臨床の疑問を解き明かすということ、研究を経験することが臨床への動機にもつながるという諸先生方の教えを、卒業に際し、実感できております。
本講座研究室は、現在多くの研究者で賑わっておりまして、基礎系の他講座、実験動物研究所、総合研究所等によるサポートが受けられる体制も充実しております。研究に興味をお持ちの方におかれましては、ぜひとも大学院に志願して頂ければと思います。
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辻 真世子
<略歴>
2008年 | 東京女子医科大学卒業 |
2008年 | 東京女子医科大学病院 初期研修医 |
2010年 | 同 呼吸器内科 後期研修医 |
2011年 | 保健医療公社大久保病院 出向 |
2013年 | 東京女子医大 大学院入学 医学研究科内科系専攻 |
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<メッセージ>
学生時代から基礎研究をやってみたいと考えておりましたので、玉置教授と相談し大学院に入学、解剖学発生生物学教室との共同研究という形で研究を始めさせていただくことになりました。基礎研究はほぼゼロからのスタートではありましたが先生方の手厚いご指導の下、遺伝子改変マウスを用いて胎仔の扱いから免疫染色、リアルタイムPCR等の手法で肺発生の研究を行っております。胎生期肺発生の研究は基礎医学の領域ですが、疾患の病態解明にもつながるため基礎から臨床医学まで幅広く勉強できる研究テーマです。国内外の学会発表の機会も与えてくださり充実したサポートもあるため、邁進させていただくことができています。3年次は中間発表があるため、現在はその準備をしているところです。
呼吸器領域はまだまだ分かっていないことがたくさんあり、有効な治療法が確立されていない疾患もあるので、基礎研究の重要さを感じています。ひょっとしたらいつか自分の研究が世の中のためになるかもしれない、と思うとこんなに楽しいことはありません。また大学院在学中は自分のペースで研究ができるため、子供の習い事の送り迎えや保護者会活動等にも参加できており、子育てをしながらのステップアップが可能だと思います。皆さんも大学院で一緒に研究をしませんか。
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原 香織
<略歴>
2009年 | 東京女子医科大学 医学部卒業 |
? | 東京女子医科大学病院 卒後臨床研修センター入職 |
2011年 | 東京女子医科大学病院 呼吸器内科 入局 |
2012年 | 埼玉県済生会栗橋病院 出向 |
2013年 | 東京女子医科大学 大学院入学 医学研究科内科系専攻 |
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<メッセージ>
呼吸器内科は感染症?アレルギー性疾患?腫瘍?急性呼吸不全など多彩な分野を取り扱う科であり、救急対応から慢性疾患まで幅広く診療できる医師になりたいと考えこの科を選びました。大学病院では様々な症例を経験できるだけでなく、気管支鏡検査や胸腔ドレナージ、気管内挿管、人工呼吸器管理など手技の種類も豊富です。また在籍医師も多く、カンファレンスも定期的に開催され、後期研修医が学ぶにはとても良い環境だと感じています。
私は臨床医として5年働き、自信がついてきた頃に、知識の幅を広げたいと考え大学院入学を決めました。臨床から離れてしまうのは不安であったため、上級の先生方にご相談に乗って頂き、臨床大学院を選択しました。ご指導くださる先生方に恵まれ、患者様の診療を続けながら、国内はもちろん、アメリカでの学会にも参加させていただき、日々沢山の刺激を受けています。
また、プライベートでは、私は一児の母です。当医局に入局してから結婚、出産し、人生の大きなイベントは全て呼吸器内科で診療をしながら乗り越えました。現在は臨床医、学生、母親、と三足の草鞋ですが、医局内の先生方のご理解があり、何とか履きこなす事ができています。ライフサイクルとキャリア形成を組み合わせられるのは、サポートの充実している東京女子医科大学ならでは、また呼吸器内科ならではだと思います。当医局に所属できて良かったと実感しています。
呼吸器疾患に少しでも興味のある先生方、プライベートも充実させたい先生方、入局先を悩まれている先生方、ぜひ一度東京女子医科大学呼吸器内科にお越しください。これをご覧になっている皆様とご一緒に働けるのを楽しみにしています。