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卒後臨床研修センターだより

さまざまな説明会やオリエンテーション、学会に参加する研修医たち。
貴重な体験報告や、臨場感あふれる行事の様子など月毎にお知らせします。

2012年6月号

アドバイザーから研修医に向けてのメッセージ

第9期生アドバイザー 大久保 由美子

 1年目の研修医の皆さん、病院や毎日の業務に慣れましたか?2年目の皆さん、後輩からの羨望の眼差しに慣れましたか?1年前と比較し、その成長を実感できていますか?
 医師は一生の職業です。医学の進歩と自分の成長により、その時は適切だと判断したことも、後から考えるとあまり良くなかったと反省することがあります。また、満足できなかった事柄でも、後から良かったと思えることもあります。今後長年にわたり働くうえで、最初の2年間は、皆さんにとって大変大切な時期です。必ず鮮烈な記憶として残ると思います。病院や毎日の仕事に慣れてきて自信がついてきた皆さんにとって、この研修医時代がより良いものとなりますよう、皆さんにお伝えしたいことを挙げてみます。

(1)毎日の仕事を振り返りましょう。
 仕事が終わり疲れていても、その日の仕事内容について振り返る習慣を作ってください。よくできたこと、失敗したこと、どうすれば良かったかなどを考えてください。必ず次の機会に役立ちます。例えば患者さんの表情を思い出し、自分の言動と照らし合わせて考えてみてください。

(2)仕事仲間を大切にしましょう。
 研修医同士、上級医、メディカルスタッフ、研修センター事務職員の方など、今の仕事仲間を大切にしてください。何年経ってもこの時期に一緒に働いた同志は、信頼のおける仲間です。自分の成長と同じように同志の成長を促し、自分が褒められるのと同じように仲間が褒められると嬉しいと感じられる良い関係を築いてください。きっと今の仕事仲間の存在が一生の宝となります。

(3)自分を大切にしましょう。
 仕事の時間帯は、何をおいても患者中心に行動してください。仕事以外の場面では、自分の私生活の充実、将来設計実現に向けての努力、健康管理に努めてください。

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