基礎研修?必修研修紹介
日常的な診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、必修研修を設けています。医療の現場で実際の診療に立ち会い、多くの症例に触れながら、医師としての知識や技能を修得することが目標です。チーム医療の一員となり、良き上級医や指導医と巡り合うことは、医師人生の糧となるでしょう。
基礎研修期間
病棟研修を行う前にオリエンテーション期間を設け、円滑に研修を実施できるよう、また、診療行為に直接関連する医師の心構え及び最小限の基本手技を修得します。この期間は、将来専門とする診療科を選択して研修を始めることができますが、研修時期を変更することも可能です。
必修研修期間
厚生労働省の定めている研修到達目標を達成するために、内科6カ月、救急部門3カ月を1年次に研修することを原則としています。また、2年次研修では、地域医療研修1カ月を行います。研修診療科?研修順番は、各診療科にて受入可能な研修医人数を参考に、研修管理委員会にて決定します。
選択必修研修
厚生労働省にて産婦人科?小児科?精神科?麻酔科?外科の5つの部門が指定されており、3つ以上プログラムに組み込むことが定められています。基本コースでは、小児科、産婦人科?精神科?麻酔科を各1カ月、外科2カ月を必修としており、各コースに関連する部門をプログラムに組み込んでいます。
選択研修
必修研修で不十分だと思われる研修の充実を図るため、診療科を選択することが可能です。また、到達目標に達したと判断する研修医は、将来の専門領域に向けて当該診療科や関連診療科を選択することができます。1年次に選択した希望診療科により、研修期間が異なります。