バセドウ病

診断

上に述べたような症状、所見があればバセドウ病が強く疑われますが、確実な診断は血液検査によります。血液中の甲状腺ホルモン濃度は正常範囲を超えて増加します。

また大部分の患者さんでは前述の甲状腺刺激抗体(TSAb およびTRAb)が陽性となります。甲状腺機能亢進症はバセドウ病以外の甲状腺疾患でもおきますが、この場合にはTSAbやTRAb が陰性です。 一般的な検査では軽い肝臓機能障害を示すことがあります。 また時に尿糖が陽性となるので糖尿病と間違われることがあります。