救命救急センターにおいて、チーム医療の一員として救急重症患者の検査を行っています。日本消化器内視鏡技師会の認定を受けた消化器内視鏡技師、日本臨床同学院の認定を受けた緊急臨床検査士が検査を施行しています。
検査項目名 | 検査内容 |
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12誘導心電図 | 主に胸痛、動悸、意識低下の原因を鑑別します。 |
血中アルコール半定量検査 | 急性アルコール中毒疑い患者に対し、血中のアルコール濃度を測定します。 |
脳波検査 | 主に痙攣、てんかん発作の評価に用いられます。頭皮上に電極を装着して脳の電気活動を記録します。 |
誘発電位測定機器(聴性脳幹反応;ABR) | 主に脳死判定の補助的診断に用いられます。頭皮上(頭頂)に電極を装着して音を聴かせ、脳幹から出ている電気活動を記録します。 |
尿中乱用薬物定性キット | 乱用薬物中毒疑いの患者に対して、尿を用いて薬物を検出します。 |
消化器内視鏡検査 | 吐血、下血など消化管出血の止血処置の介助を行います。 |
気管支鏡検査 | 異物除去、痰吸引の介助を行います。 |
細菌塗抹検査 | 痰、尿、穿刺液を用いて、原因菌を調べます。 |
真菌検査 | 表皮の真菌を調べます。 |
血液ガス分析 | 呼吸や代謝の異常を調べるために、動脈血中の酸素分圧や二酸化炭素分圧、PHなどを調べます。 |
血中トロポニンT定性検査 | 心筋梗塞疑い患者さんに対し、血液中の心筋トロポニンTを測定します。 |
血中ヒト脂肪酸結合蛋白(H-FABP) | 心筋梗塞疑い患者さんに対し、心筋由来ヒト脂肪酸結合蛋白(H-FABP)を測定します。 |
肺機能検査 | 手術予定患者さんの肺活量や1秒率の測定を行い、麻酔時の呼吸管理の安全性を評価します。 |