専用の機器を使用して動脈硬化の程度、下肢血管の狭窄、血管内皮機能などを評価します。
日中から夜間を通した1日の血圧の変動をみるためには携帯型血圧測定検査(ABPM)を行います。
検査項目 | 検査内容 |
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PWV/ABI | 脈波伝播速度(PWV)と足関節上腕血圧比(ABI)の2項目を測定します。 両腕と両足の4ヶ所の血圧を同時に測定し、動脈硬化の程度や下肢血管狭窄の程度を調べます。 |
ABPM | 携帯型血圧測定検査(ABPM)は日常生活中の血圧を連続して記録することで、1日の血変動を調べる検査です。 自覚症状と血圧変化の関連も評価します。 |
FMD(血管内皮機能検査) | 血管内皮の機能低下から始まる、動脈硬化の一歩手前の状態の血管内皮機能を知ることで、動脈硬化の早期進行リスクを評価します。 腕を圧迫し血管内皮細胞から生成されるNO(一酸化窒素)によって、開放後どれだけ動脈が拡がるかを超音波で測定する検査です。 |
CAVI | 血管の硬さの程度(CAVI)と足関節上腕血圧比(ABI)の2項目を測定します。 両手と両足4ヶ所の血圧を同時に測定し、動脈硬化の程度や下肢血管狭窄の程度を調べます。 |
AI | 動脈の硬さや心臓への負荷を示す指標の検査です。 |
Endo-PAT(エンドパット) | 血管が広がったり縮んだりして、必要なときに必要な場所に血液を送る働きを血管内皮機能と言います。 この検査は血管内皮機能すなわち血管の健康度を測定します。 |
両腕と両足の4ヶ所の血圧を同時に測定します。
血圧測定用カフを巻き、記録器はベルトで腰につけます。15分間隔(夜間は30分間隔)で血圧を自動測定します。
両手の指にセンサーを着けます。片腕をカフで圧迫して5分間血流を止めます。圧迫をゆるめて血流の変化を測定します。
人工透析をしていますが、PWVやCAVI検査は可能ですか?
はい。透析用シャントのない腕と両足の3ヶ所で血圧を測定します。