超音波を用いて体内にある心臓の状態をリアルタイムに観察できる検査です。当検査室では、心エコー検査、経食道心エコー検査を行っています。各種学会認定資格を有した技師および医師が検査を行い、検査結果は専門医により判読され、臨床に有用な情報を提供しています。
検査項目名 | 検査内容 | 検査説明書 |
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心臓超音波検査 | 心臓の形、大きさ、動き、心臓の中の血液の流れを観察し、心臓弁膜症や心筋症、心筋梗塞、先天性心疾患の診断や、心機能評価をします。 | |
経食道心エコー検査 | 内視鏡検査(胃カメラ)と同様の管を飲んで、心臓の後ろにある食道から心臓を観察します。 のどの局所麻酔と鎮静剤を注射して、眠った状態で検査を行います。 心臓の中に出来た血栓(血のかたまり)など、通常の心臓超音波検査では見づらい部分の観察や、心臓弁膜症の詳しい評価を行います。 |
僧帽弁逆流(心尖部四腔断面)
経食道心エコーによる僧帽弁3D画像
3D心臓超音波による左室駆出率計測
検査前に食事をしても良いですか?
心臓超音波検査に関しては飲食を制限する必要はありません。
乳幼児の検査はどのようにして行うのですか?
基本的には3歳くらいまでは、検査時安静を保つため睡眠剤を使用して眠らせて検査をします。
3歳以上の患者さんには、安静を目的に検査中は映画やアニメのDVDを観てもらいながら検査をします。たいていはそれで支障なく検査ができます。
超音波は身体に害はないのですか?
身体に害を与えるものではありません。繰り返し行うことができる点も利点のひとつです。
検査前に食事をしても良いですか?
少量の水はかまいませんが、朝食はとらずに検査となります。
検査当日の薬の服用については担当主治医の指示に従ってください。