修了式挨拶
研修医だより:初期臨床研修を終えて <修了式修了生挨拶>
平成29年4月採用
初期臨床研修医第14期生
手塚直子
2年間の研修を終え、今日、14期生の修了式を迎えられたことを心より嬉しく思います。
国家試験に合格し、夢であった医師の道の一歩を踏み出した2年前。学生ではなく、医師として病棟に行ける喜びと同時に、不安でいっぱいだったことを思い出します。分からないことだらけの私たちに、先生方は、疾患の知識や手技、電子カルテのオーダーなど、手取り足取り教えてくださいました。時には、厳しい言葉をいただくこともありましたが、そのような場面ほど印象深く、「次は気を付けよう」と胸に刻むことができました。
また、患者さんにも支えられた2年間でした。つたない病歴聴取にも、最後までお付き合いしてくださいました。点滴確保などの手技では失敗も多くありましたが、笑って許してくださいました。そして、「立派なお医者さんになってね!」と励ましの言葉をいただくこともありました。医療を提供する立場ではありましたが、私たちが患者さんから応援され、力をいただく場面がたくさんあったように感じます。
4月から私たちはそれぞれの専門領域へ進みます。今までは「分からなくても研修医だし仕方ない」と思っていたことでも、これからは自分たちが主体的に治療方針を決め、患者さんに対応していかなければなりません。不安も大きいですが、「先生方のように患者さんに信頼していただけるような医療を提供したい!」と希望も膨らみます。そのために、これまで以上に必死に勉強し、自分の目標とする医師へ近づけるよう頑張っていきたいと思います。
多くの方々に支えられた2年間でした。同期とは、励まし合い、時には愚痴もこぼしながら頑張ることができました。同期のみんなありがとう、そして、これからもよろしくお願いします。
最後になりましたが、センター長の川名先生、アドバイザーの小寺先生、白井先生には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。